『アクロイド殺し』

アガサ・クリスティアクロイド殺し』(ハヤカワ文庫─クリスティー文庫
だーいぶ前に某氏のネタばらしエッセイを見てしまい、あららら‥だったのだが、でもそれでも充分楽しめた。
実は、読むのはこれが初めてのクリスティ作品(^^;)。短い章立て、分かりやすい人物設定、たしかクリスティ文庫の解説か何かで赤川次郎さんが、大衆に愛された理由のひとつに「寝る前にさくさく読める読みやすさ」を挙げていらした(うろ覚えなので違ってたらごめん)のだが、なるほど納得。登場人物皆に隠された真実あったり、撒き散らされた手がかりが残らずすべてピタリと真相にはまってきたりといったあたりも、魅力的だった。
噂大好きの出しゃばり姉さん、ハッキリ云ってキライなんだけど、ラストの翌日を想像すると、可哀想だなあ。