2018-01-01から1年間の記事一覧

『アクロイド殺し』

アガサ・クリスティ『アクロイド殺し』(ハヤカワ文庫─クリスティー文庫) だーいぶ前に某氏のネタばらしエッセイを見てしまい、あららら‥だったのだが、でもそれでも充分楽しめた。実は、読むのはこれが初めてのクリスティ作品(^^;)。短い章立て、分かりや…

『羊と鋼の森』

宮下奈都『羊と鋼の森』(文春文庫) ああこれは、多くの凡人に対する“救いの書”だなと思った。人生を賭しても良しと思える何かに出会ってしまった“持たざる者”はどうすれば良いか。「こつこつ、こつこつ」「続けていく」そうなんだよね。感謝の気持ちでいっ…

『使用人探偵シズカ』

月原渉『使用人探偵シズカ 〜横濱異人館殺人事件〜』(新潮文庫nex) 表紙と帯と、辻真先さんのTwitter感想読んで購入。最初は、不気味な絵画、雰囲気ある館、「わー館シリーズっぽい?」「暗黒館や奇面館っぽい?」とわくわく読んでて。新潮文庫nexというレ…

『ねほりんぱほりん ニンゲンだもの』

『ねほりんぱほりん ニンゲンだもの』(マガジンハウス) 番組をテキスト化した部分は、動画に遠く及ばない(細かいニュアンス、端折りすぎ)けど、記録としてはまあ楽しめた。この本の真骨頂はむしろ、巻末の裏舞台レポート。人形、すごいわ〜。 “ブタモザ…