2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「書道ガールズ !! 」

書道パフォーマンスって、「よゐこ部」で見たことあったなあ。筆を抱えた成海璃子の腰の入り方がハンパない。それだけでも観に行ったかいがあった。「紙を作る町の産業興しのため」という動機もいいな。 (映画館にて鑑賞 018)

「パーマネント野ばら」

数あるサイバラ原作映画化の中でも、これは出色。しょっぱなからパンチパーマのおばちゃんたちが「チンコ」と連呼するところでもう、本気の度合いが違うなと。ほんとに貧乏臭い子役、スッピンの小池栄子、ラーメンまみれの池脇千鶴、ロケ地も含めてすべてが…

『天地明察』

023 冲方丁『天地明察』(角川書店) 面白かったよー。もっとはっちゃけた物語なのかと勝手に想像してたんだけど、真摯な伝記小説だった。時代劇の分野で、この著者より流麗な文章を書く人はいくらでもいるだろう。でも語彙は豊富だし、なによりまるでドラマ…

『水魑の如き沈むもの』

022 三津田信三『水魑の如き沈むもの』(原書房) どうも三津田さんの文章が肌に合わず、途中四分の三までは泣きたくなるほど読むのがしんどかった。が、連続殺人が起こるあたりから俄然面白くなり、おなじみの「推理ノート」を経て真相にたどりつくまでの道…

『星町の物語』

021 太田忠司『星町の物語』(理論社) 素晴らしいっ。 星新一のショートショート大好きの自分が太田さんの物語と初めて出会ったのは、『ショートショートの広場』に掲載された「帰郷」。このときは雰囲気重視の一編という感じで、正直ピンと来なかったのだ…

『球体の蛇』

020 道尾秀介『球体の蛇』(角川書店) 個々のパーツが重いわりには、物語があっさり簡単に進んでしまう感じがして、うーん‥と思いながら読んでいた、途中までは。でも、最後まで読んで、なるほどと認識を新たにした。誤解や思い込みが招く悲劇、というのは…

『今日の早川さん(3)』

019 coco『今日の早川さん(3)』(早川書房) かるたの「変な人ねという陰口すらも心地よい」が一番のお気に入りって、どうよ自分(笑)。余白が減って漫画がたくさん収められているのは嬉しいんだけど、欄外の著者ツッコミが減ってしまったのは寂しい。な…

『ハートのしっぽ』

017 岩合光昭『ハートのしっぽ』(小学館) 岩合さんの写真は以前から好きだったが、本を買ったのは初めて。題名が気に入った! こんな島があるんですねー、いいないいな。親子で本を楽しんでます。

『“文学少女”と恋する挿話集(3)』

018 野村美月『“文学少女”と恋する挿話集(3)』(ファミ通文庫) 心葉くんと遠子先輩ふたりセットの出番が少なくてちょっと残念。でも、物語と物語の間のエピソードだけでなく、その後のエピソードまできちんとフォーローしてくれる作者の姿勢はすごくいい…