2016-01-01から1年間の記事一覧

『中国嫁日記(六)』

井上純一『中国嫁日記(六)』(KADOKAWA) ブログを読んでいたときから、もしかしたら‥と思ってはいたのだが、牛角の一件が霞んでしまうほどの辛い話。でも、今の幸せがあるからこそ描ける話で、それは本当に良かったなと。お互いを責めない夫婦の姿は(脚…

『ボランティアバスで行こう!』

友井羊『ボランティアバスで行こう!』(宝島社文庫) あの “SRの会” が第一位に選出したぐらいだから、どんなミステリなんだろうと興味津々で読み進めた。なるほどメンバーひとりひとりを詳しく説明しなかったのにはそういうワケがあったのか。途中で感じた…

『スイーツレシピで謎解きを』

友井羊『スイーツレシピで謎解きを 〜推理が言えない少女と保健室の眠り姫〜』(集英社文庫) 千街晶之さんが勧めていたので手に取った次第。 謎が解けてハイ終わり、ではなく、解けた後の展開にいろんなパターンがあって考えさせられたのが興味深かった。饒…

『何者』

朝井リョウ『何者』(新潮文庫) さんざん受験勉強してやっと入学して、高い授業料払って、なのに大学は就職予備校じゃないでしょう? 未来ある若者を、学生の本分以外のことでこんなにもすり減らしていいのか。大人はこの制度をもっと何とかしなくちゃいけ…

『夜葬』

最東対地『夜葬』(角川ホラー文庫) なぜ題名を『どんぶりさん』にしない? “夜”の“葬”なんてほとんど出てこないじゃん!いつのまにか側にある本、勝手に立ち上がるスマホのアプリ、のあたりはすんごい怖い。そこのスピード感は『着信アリ』より怖かったか…

「この世界の片隅に」

本は見た目が何割?

ご無沙汰すぎて、いろいろ忘れておりますが(^^;;;)。本屋で見かけて、その見た目に「わあ!」となった本を紹介するコーナーです。 これは素晴らしい。センス抜群。 ジャケ買いしました、その1。 ジャケ買いしました、その2。(“乱歩”に惹かれたのもある…

『毎日かあさん(13)かしまし婆母娘編』

西原理恵子『毎日かあさん(13)かしまし婆母娘編』(毎日新聞社) 自分はサイバラさんと同い年。何を見ても「ヨシ」という感覚は分かる。でもごめん、「私の人生は夕ぐれのはじまりで」には全く賛同できない! 子どもが社会人になり(うちは一生手がかかる…

「何者」

『かにみそ』

倉狩聡『かにみそ』(角川ホラー文庫) 「かにみそ」蟹がかわいい、かわいすぎるよ、蟹〜(>ニートな青年のどこか刹那的、首尾一貫せず行き当たりばったりな感じも、妙にリアル。これはいいもの読みました。「百合の火葬」は少し長かった、かな。でも文章は…

『小説 君の名は。』

新海誠『小説 君の名は。』(角川文庫) 新海監督、文章も達者だなあ。映画のセリフを脳内で再現しながら、再度感動。 へえ、スニーカー文庫の『君の名は。 Another Side:Earthbound』も面白そうだな、今度読んでみようっと。

『ザ・万字固め』

万城目学『ザ・万字固め』(文春文庫) そうかお子さんもいらっしゃるのかーとか、転んでもタダでは起きず取材にしちゃう株主総会話とか、ひょうたん、サッカー(になるとちょっと辛口←きっと好きだからこそ)、ケラケラ笑いながらとても楽しく読了。語りが…

『スナックさいばら おひとりさま篇』

西原理恵子『スナックさいばら おひとりさま篇』(角川文庫) 個人的に熟読した章は「年下男にハマるワケ」(笑)。

『スナックさいばら けものみち篇』

西原理恵子『スナックさいばら けものみち篇』(角川文庫) WEB掲載時からちょこちょこ読んでいたんだけど、娘にプレゼントしようと思って文庫買った次第。悩んでいる方々、眼からウロコが落ちますよ。

『何様ですか?』

枝松蛍『何様ですか?』(宝島社文庫) 「あまりにも強烈な卓袱台返し(大森望)」という帯と、表紙のインパクトで購入。スクールカースト、SNS絡みの話は昨今氾濫しているらしい(ブログはもう古いと思うけど)が、わたしはなかなか面白く読んだ。たしかに…

「怒り」

「君の名は。」

『幻影の手術室 天久鷹央の事件カルテ』

知念実希人『幻影の手術室 天久鷹央の事件カルテ』(新潮文庫nex) あの元気なウザキャラ、鴻ノ池がこんなことになるとは。でもあんまりに意外すぎて一周回ってむしろ「これはフェイクだろ」って気づいてしまった感あり。伏線がぴたぴたハマる様は心地よかっ…

「ファインディング・ドリー」

「秘密 THE TOP SECRET」

「シン・ゴジラ」

「クリーピー 偽りの隣人」

「セトウツミ」

男子二人がだらだら喋っているだけで映画になるのだから面白い。“セト”には元気な母ちゃんがいて、一見、いろんな面で優位にいるような“ウツミ”の家庭事情は寂しくて、というあたりが垣間見える後半の展開が印象に残った。中条あやみのマドンナっぷりも、な…

「二重生活」

「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」

いやいや、これは面白かった! 予告編から想像していた物語は、ストーリーのほんの冒頭、そこからの怒濤の展開に目が釘付け。神木くんはこういう役をやらせても上手いなあ。長瀬くんの“冴えないバージョン”に驚き、森川葵ーー宮沢りえのキャスティングに納得…

「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」

うーーむ、玉木宏のミタライは悪くないのだが、原作を詰め込もうとするあまり、台詞が過剰で不自然(例えば、車を降りるなりバーッと状況を喋り始める登場人物たち、とか)。今ひとつだったなあ。

「ちはやふる −下の句−」

「ディストラクション・ベイビーズ」

柳楽優弥の破壊力が凄まじかったなあ。小松菜奈が、映画女優としてちゃんと成長していているのも微笑ましく(お母さんかい)。

「アイアムアヒーロー」

「ちはやふる −上の句−」