2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「着信アリ」

終盤の廃病院のあたりからはちょっと長かったかな。でも、映像の何気ない間の取り方が抜群に上手くて(エレベーターのシーンとか)、しっかり怖がらせてくれるところは、さすが三池崇史監督。 (DVDで鑑賞 028)

「着信アリ Final」

二番どころか三番煎じ、高をくくって観始めたんだけど、「転送すれば死なない」という発想がすごく良くって、思いのほか楽しめた。パムの正体は予想がついたけど、堀北真希は上手いなあ。一方、黒木メイサは今ひとつ演技が単調。 (DVDで鑑賞 029)

「マイ・ブラザー」

トビー・マグワイア、ジェイク・ジレンホール、ナタリー・ポートマン。三人の演技は実に見応えがあった。複雑な思いの長女ちゃんも可愛かったなあ。ところで祖父自慢の息子である兄、はみ出し者の弟、兄の彼女。この構図は「エデンの東」と同じだね。(以下…

「借りぐらしのアリエッティ」

これは好きー。大好き! ラスト、主題歌が流れてくるあたりで、思わず涙ぐんじゃうほど好きだったよー。 原作は未読。小人というとむしろ自分は、佐藤さとるの「コロボックル」を思い出す。小人の生活がとても丁寧に描かれているところは、両者共通。でも、…

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』

029 万城目学『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』(ちくまプリマー新書) 出会いや別れ。子どもの成長。ほのぼのとたくましく、これはいいお話。ちょっとした仕掛けも微笑ましかった。 直木賞候補になり、選考委員にはさんざんな云われようだったらしいが、こ…

本は見た目が何割?

オカヤイヅミさんのカラフルなイラストがとても綺麗。 米増由香さんの繊細なイラストが素敵。でも、松たか子の顔写真入り帯のほうが目立っているのはどうかと(笑)。 これはねえ‥実際に読んでみたら感想が変わるかもしれないんだけど、中身が額縁みたいにな…

「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」

一番よかったのは犯人役のキャスティング。一番のガッカリは、真下くんのキャラ崩壊(すんません、個人的意見で)。踊るシリーズは初期の連続ドラマからほぼリアルタイムで観ていて、思い入れも強いです。以下、背景と同色で。 (↓ここから)・前回の映画か…

「パラノーマル・アクティビティ」

もっとドコドコ暴れろよー>悪魔(笑)。本気で怖がる彼女と、好奇心&“オレが守っていいとこ見せたい”気満々の彼氏との溝が徐々に広がっていくイヤ〜な感じのさじ加減は上手いな。でもさんざん構えて観てるのに、ギャーなシーンがほとんどないんだもん。一緒…

「プレシャス」

世の中を渡っていくための最強の武器は「教育」なのかな。学歴とかそういうことではなく、最低限の読み書きそろばんでもいい、それができる環境で自分を正しく認識すること、そこがスタート。最初に聞いてた設定以上に苛酷な運命に翻弄される主人公だが、映…

「アウトレイジ」

北野武作品を劇場で見るのは、実は初めて。「あの夏、一番静かな海」をDVDで観たときは、音楽は抒情的なのに物語はカラッと乾いたなんともいえない間合いで、それが印象に残った。今回の映画も、指が飛んだり突然銃をぶっ放したり、暴力シーンはかなり容赦な…

『月の恋人』

028 道尾秀介『月の恋人 Moon Lovers』(新潮社) ちょっとキラめくエピソードをつなげるだけじゃ小説にはならないよ、と前半は思った。ただ、シュウメイの軽率な行動とストーカーとか、メロンの収穫とか、各々のエピソードが後半きちんとつながって来るとこ…

「エルム街の悪夢」

あんまり怖くて叫びっぱなしだった気が(笑)。観終わったあとは疲労困憊、まっすぐ立てないほどでした(おいおい)。寝ちゃうと夢の中で襲ってくる、という設定がいいね。とにかく恐怖が休みなし。CGを含めた特殊効果も本物と見まごうばかりでよく出来てい…

「シーサイドモーテル」

予測の範囲内でストーリーが進んでいくのが物足りなーい。額の写真も別に必然性ないし。でも、役者はけっこう達者な人がそろっていたので、最後まで楽しめた(個人的には、玉山鉄二がイチオシ)。小島聖ってあんなにデカかったっけ? (映画館にて鑑賞 020)