2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『摩天楼の怪人』

008(小説)島田荘司『摩天楼の怪人』(東京創元社) 分厚い本なのにするする読める、リーダビリティー抜群。いったいどうやってという謎のオンパレードだが、自分はむしろ摩天楼の歴史や建築技術の話に感心(おい)。後半のアクションシーンは手に汗握った…

『きまぐれロボット』

007(小説)星新一『きまぐれロボット』(角川文庫) 新装版を思わず購入。380円って、最近の文庫にしては安いよね(レジでびっくりしてしまった)。シンプル・イズ・ベスト。教訓めいていても押し付けがましくなく、ああ私の身体の一部は確実に星さんのショ…

『ものいふ髑髏』

006(小説)夢枕獏『ものいふ髑髏』(集英社文庫) 本屋で見かけるたび、その題名とユーモラスな髑髏絵にずっと惹かれていた一冊。帯には「身の毛もよだつ‥」と書いてあるが、怖さより滑稽さや暖かさが心に残った。結末が意外だともっと楽しめたと思うけど、…

「フライトプラン」

ジョディー・フォスター、一人舞台。頭脳明晰、行動力抜群の主人公。なので、めちゃめちゃ苦境に立たされているのに、負ける気がしない(笑)。あんまりリアルだと本物のテロリストに真似されちゃうので、こんな感じなのかな。計画が偶然に頼り過ぎていて、…

『虹の獄、桜の獄』

005(画文集)竹本健治/建石修志『虹の獄、桜の獄』(河出書房新社) これは竹本さんが私のために書いてくれたお話、というのはもちろん冗談だが、そのくらい文章といい世界観といい、もう大好きすぎてどうしようもない。

「博士の愛した数式」

寺尾聰良かった! 新聞のインタビュー記事に「原作はあえて読まない主義」と書いてあったので、原作ファンの自分は正直あまり期待していなかったのだが、役にぴったりだった。上手かった〜。 映画は、教室の生徒の反応やお義姉さんの告白のあたりがちょっと…