2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「K-20 怪人二十面相・伝」

痛快冒険活劇!面白かったー。 で、歯車の上でのチャンバラは?お姫様の横に犬がいない?‥え、「カリオストロ」の実写化じゃなかったのか(笑)。 (映画館にて鑑賞 今年は58本の映画感想を書きました。週1本ペース、自分としてはがむばった) 未見の方のた…

『本からはじまる物語』

063 アンソロジー『本からはじまる物語』(メディアパル) おお、これなかなか良かったです。さらっと読めて、ほんわり暖かくて、本への愛に満ちているけど押し付けがましくなくて。空を飛んだり、側に猫がいたり、メッセージを残したり、同じようなモチーフ…

『予告探偵 西郷家の謎』

062 太田忠司『予告探偵 西郷家の謎』(C★NOVELS) ぶわっはっは、トンデモ・ミステリとの噂は耳にしていたが、そういうことだったかー(喜)。裏表紙に「難攻不落のトリック」という惹句が踊っているが、殺人事件のトリックより物語全体の仕掛けのほうが派…

『毎日かあさん(5)黒潮家族編』

061 西原理恵子『毎日かあさん(5)黒潮家族編』(毎日新聞社) そっか、亡くなった後も年ってとるんだー。 ガンちゃんとヒヨちゃんがどんどん立派に成長してて、すっごく頼もしい。サイバラ偉い。世界のいろんなところを旅して育った二人はどんな大人になる…

『ラットマン』

060 道尾秀介『ラットマン』(光文社) うわあ、そういうことだったのか。思い遣り、思い込み、意図せぬ偶然が生み出す誤解。他人の心はこうも分からないものなのだなあ。過去と現在の事件が不思議に重なり合う様も見事だが、著者が自らの体験を元に書いたの…

『カラスの親指』

059 道尾秀介『カラスの親指』(講談社) さすが「フクセン王子」、題名もばっちり決まっている。 登場人物の顔がイマイチ見えてこないのは、わざとそう書いてるのかな。あの父親には別の人物を想定してたんだけど、全然違った(^^;;)。読み終わってみると…

「闇の子供たち」

ド直球。奇をてらった演出は何もなく、むごさも汚さもすべてがまっすぐにこちらに向かってくる。それなのに終始目が離せない。映画の力ってすごいなあ。結末は事前に知ってたんだけど、そうかだから彼にとっては天国だったのかと。鏡に映った自分を見て、彼…

「ガリレオ」 原作VSドラマ

今頃になってようやくドラマを見終わりました。原作を改変した回もかなりあったので、どちらが良かったか、「原作VSドラマ」をやってみようと思います。ものすごーく個人的な印象で適当に書いてますので、ファンの方、気を悪くされたらごめんなさいね。ちな…

「ブタがいた教室」

「いただきます」「ごちそうさま」をちゃんと云おうと思いました。 テンポ良く、音楽もうるさすぎず(やたらBGMで説明しようとする映画、最近多いからなあ)、一本の映画としてなかなかよく出来ていたと思う。子どもたちの自然な演技を引き出した手腕もすご…