2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「デスノート 前編」

原作は未読の状態で観た。 ノートの設定がとても良く考えられていて、何より月とLとの頭脳戦がたいそう見ごたえあり。Lはとても変わった見かけだけど、きっと原作そっくりなんだろうな(その通りでした)。後編が楽しみ! レイぐらい、見かけ外人の人を使…

『ベルカ、吠えないのか?』

033(小説)古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』(文藝春秋) この小説は「骨」だ。いくらでも話を膨らませられるだろうに、皮も肉もばっさり捨てて骨格だけ。その潔さがいいし、最低限の言葉だけで伝えられるのは、やはり才能なんだろうなあ。 (文庫)

「インサイド・マン」

題名がナイス。 前半の何気ないシーンが、終盤になって「なるほど、そういうことだったのか!」と分かってくるあたりが好き。正直、この警官と弁護士って、デンゼル・ワシントンとジョディ・フォスターをわざわざ使うような役かなあとは思ったけど。一見緻密…

「ダ・ヴィンチ・コード」

原作は未読。 映像良し音楽良し役者良し、でも「主人公たちが広い舗装道路をまっすぐダーッとゴールまで走ってって終わり」みたいな印象で(笑)。つまりもう少しストーリーに紆余曲折があったほうが‥。ま、二時間余の尺で原作読んでない人にもストーリーを…

「花よりもなほ」

是枝監督の作品を一度観てみたかったのと、予告編が面白かったのとで、劇場に足を運んだ。 ちょっと尺が長かったな。ドタバタ笑いのシーンはいいんだけど、静かな部分はもうちょっとメリハリがあったら良かった。でも、役者さん一人一人が活き活きしてたし、…

『パズルゲーム☆はいすくーる(13)』

032(漫画)野間美由紀『パズルゲーム☆はいすくーる(13)』(白泉社文庫) 香港を舞台に描かれる物語は、スケール大。ところで香月たちは中国語を話しているのかな?

『毎日かあさん(3)背脂編』

031(漫画)西原理恵子『毎日かあさん(3)背脂編』(毎日新聞社) Web上でも読んでいるので半分は知ってる作品だったけど、何度読んでも楽しいし、元気が出る。ひよちゃん(娘さん)の話をもっと読みたいなあ。

『桜宵』

030(小説)北森鴻『桜宵』(講談社文庫) 大好きな香菜里屋シリーズ第2弾。謎は解かれるためだけにあるのではない、その裏に横たわる人間の心理が読みごたえあり。大人のミステリだなあ。

『明日の記憶』

029(小説)荻原浩『明日の記憶』(光文社) なんと人の好い小説なんだろう(褒めてます)。若年性アルツハイマーを扱った重い内容のはずなのに、主人公も作者も、歩こうが足踏みしようが顔だけは常に前を向いている、そんな印象。映画の方もお薦め。 (文庫…