2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『フォア・フォーズの素数』

100(小説)竹本健治『フォア・フォーズの素数』(角川文庫) うわあ、綾辻さんの「文章」がお好きな方に、これはおススメかも。私は、一人称が「ボク」の作品がとってもとっても好き。

『ぶたぶた』

099(小説)矢崎存美『ぶたぶた』(徳間デュアル文庫) 日常に溶け込んだ“ぶたぶた”の存在が実にユニーク。「初恋」のインパクト、「銀色のプール」の心地よさ、心に残るシーンは数々あれど、最終章の「桜色を探しに」には脱帽。そうかこういうお話だったの…

『さいえんす?』

098(エッセイ)東野圭吾『さいえんす?』(角川文庫) 著者は不満をただ述べるだけでなく、自分なりの解決策まできちんと提示してくれるので、とても納得できる。そうか作家の世界は相撲部屋システムだったのか。でもこの『さいえんす?』って題名はいかが…

『実験小説ぬ』

097(小説)浅暮三文『実験小説ぬ』(光文社文庫) ぬるくしたカップラーメンはどう使うのだろう、という疑問はさておき(笑)、わっはっは、よくこんなこと考えつくなあ。奇想を小説たらしめるその腕前に感服。

『着信アリ2』

096(小説)秋元康『着信アリ2』(角川ホラー文庫) 『着信アリ』の結末ネタバレから始まるので読む順番には注意。内容は‥ううむ、行き当たりばったりな展開だなあ。怖いシーンはちゃんと怖いので、もったいない気が。

『バカ日本地図』

095(実用書?)一刀『バカ日本地図』(技術評論社) 以前からその存在は知っていて(サイトはこちら)、基本的に「WEB上でタダで読めるものに、わざわざお金は払わんよ」な私なのだが、本屋で立ち読みしたらあまりに面白くてつい買ってしまった。外伝はよう…