2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「明日の記憶」

制作者の思い入れが強すぎると空回りすることがままあるのだが、この映画化は本当によくできていた。渡辺謙すごいぞ。ハデな映像テクも少なく(堤監督にしては?よく知らないのだけど)、奇を衒うことのない真直ぐな演出。でも二時間ダレることがなかったし…

「陽気なギャングが地球を回す」

原作のストーリーを全部映画に持ち込めないのは最初から分かっているので、この改編は許容範囲。最高のキャスティングで、めっちゃカッコいい銀行強盗シーンを見せてくれただけで、もう満足。 雪子の特殊能力のメリットが、映画だとちょっと分かりにくかった…

『夜市』

028(小説)恒川光太郎『夜市』(角川書店) ホラーな部分より、構築した異世界の設定の上手さに感心。物語の一ピースにすぎないと思い込んでいたものが、後半俄然意味を持ってくる、その展開が好きだ。 (文庫)