2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『珈琲店タレーランの事件簿3』

岡崎琢磨『珈琲店タレーランの事件簿3 心を乱すブレンドは』(宝島社文庫) 過去の二冊が今ひとつ肌に合わなかったものの、初の長篇ということでもう一度チャレンジしたが、うーむうーむ(困惑)‥。いろいろ事件が起こっても、何食わぬ顔で進んでゆくコンテ…

『白ゆき姫殺人事件』

湊かなえ『白ゆき姫殺人事件』(集英社文庫) リーダビリティーは抜群。ただなあ、この“ひとり語り”は湊かなえさんの常套手段なんだけど、登場人物が誰も彼も饒舌すぎるのも不自然で、飽きてきたのも事実。Twitterやブログ、新聞・雑誌記事まで作成した労力…

「白ゆき姫殺人事件」

井上真央が、ほんとうに地味〜なOLになり切っていたのが凄いと思った。ただキレイなだけかと思っていた菜々緒の後半の存在感にも少々驚き。城野美姫という人物が、様々な人の視点からきわめて無責任に語られていくという手法はとても面白いと思ったけど、真…

『金曜のバカ』

越谷オサム『金曜のバカ』(角川文庫) 表題作の暴走っぷりと、「ゴンとナナ」の切なさが特に心に残った。もうちょっと意外な展開があっても楽しかったかな。「星とミルクティー」だけは、ゴメンこれは許せねー(苦笑)。 あらゐけいいちの表紙イラストは素…