2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『神様のパズル』

027(小説) 機本伸司『神様のパズル』(ハルキ文庫) 物理って哲学みたいなんだね。理論の部分はからきし分からなかったけど(一応、元理系(汗))、主人公の普通の視点が絶妙のタイミングで入ってくるのでどんどん読み進められた。「ドは何ヘルツ?」のエ…

「暗いところで待ち合わせ」

びっくりするぐらい原作に忠実。モノローグが全くないので、原作にみっちり書き込まれた二人の心理の移り変わりがいまいち分かりにくかったが。アキヒロが中国人とのハーフという設定も、彼の孤立感を短時間で観客に分からせるには効果的だったと思う。田中…

「ぐるりのこと。」

なんかすごく良かったー(><。)。身近にいてくれる人を大切にしようと思いました。 以下は内容までふれています。

『黒笑小説』

026(小説) 東野圭吾『黒笑小説』(集英社文庫) 売れたい、モテたい、俗物たちの織りなすドタバタ劇。電車の中で広げるには赤面物の短篇タイトルもあって、一瞬「やばい」と思ったけど、結局堂々と読んじゃいました。ちなみに自分は、Aでも余りますが何か…

『絶叫城殺人事件』

025(小説) 有栖川有栖『絶叫城殺人事件』(新潮文庫) 表題作はうならされた。月宮殿のファックスも印象的。黒鳥亭の二十の扉は、私にしては珍しく途中で分かった。食べたことあったもんで(笑)。 楽天にはないけれど、単行本のほうが表紙は素敵。 ミステ…

「ザ・マジックアワー」

窮地を切り抜けるために役者を使うという手は、「合い言葉は勇気」と同じで、あまりにも荒唐無稽に過ぎる。無国籍風のセットも、日本国内なのにギャングが闊歩する町という設定も、イマイチ浮いていて微妙だった。 が、見所は満載。まず、役者の使い方がカン…

「神様のパズル」

物理は良く分からないけど、CGに逃げずにきちんとお金をかけて撮っているので、見ごたえあり。さすが角川映画。何故マイクが!いつ寿司を!というツッコミを吹き飛ばす嵐だった(笑)。劇場の画面で観て良かった。 市原隼人は演技が少々一本調子、もうちょっ…

「笑う大天使」

キリスト教のキの字くらい勉強してから出直してこいや!(笑)まず、ミッションスクールであんな露出の多い制服はありえませんぜ。 原作ファンとしては、あまりにもあまりにもツッコミどころ満載で、それを書き出したら永遠に終わらないので(笑)、いいと思…

「春よこい」

ええと‥‥ 昭和のメロドラマ? 一平くん、じゃなかった小清水一揮くん、そのまますくすく成長して立派な俳優さんになってね。 (映画館にて鑑賞)

『ナイフ投げ師』

024(小説) スティーヴン・ミルハウザー『ナイフ投げ師』(白水社) 「深泥丘魔術団」を彷彿とさせる題名に惹かれ、手に取った一冊。精緻なノミでこつこつ彫り上げた芸術品のような短篇集。あらすじにすると一、二行ですんでしまいそうな話なのに、その表現…

『今日の早川さん(2)』

022(コミック) COCO『今日の早川さん2』(早川書房) フネちゃん、あんたええ娘や〜(じいん)。余白が減って漫画が増えたのは嬉しいけど、その分作者のコメントが減って、オタク度は下がった気が。

『錯視芸術の巨匠たち』

023(その他) アル・セッケル『錯視芸術の巨匠たち 世界のだまし絵作家20人の傑作集』 福田繁雄やエッシャーの作品は以前から好きでよく見ていたが、錯視と一口に云っても、隠し絵あり、立体オブジェあり、壁画あり。20人20様の作品が一堂に会した、圧巻の…