2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「ソーシャル・ネットワーク」

冒頭からのセリフの洪水(主人公のあまりの早口)にびっくり。過去と現在を行ったり来たりの展開で、その差がほんの数年なんで、人物たちの見た目はほとんど変わらない。なので初めのうちこそ「あれっ?」と思いましたが、実はとてもシンプルな話でした。主…

『どこでもない場所』

009 セーラ・L・トムソン/ロブ・ゴンサルヴェス『どこでもない場所』(ほるぷ出版) → 『終わらない夜』にまとめて感想を。

『真昼の夢』

008 セーラ・L・トムソン/ロブ・ゴンサルヴェス『真昼の夢』(ほるぷ出版) → 『終わらない夜』にまとめて感想を。

『終わらない夜』

007 セーラ・L・トムソン/ロブ・ゴンサルヴェス『終わらない夜』(ほるぷ出版)008 セーラ・L・トムソン/ロブ・ゴンサルヴェス『真昼の夢』(ほるぷ出版)009 セーラ・L・トムソン/ロブ・ゴンサルヴェス『どこでもない場所』(ほるぷ出版) ニコニコ動画の「…

本は見た目が何割?

2011年最初、まずはこれ。昨年の「2011本格ミステリ・ベスト10」の装幀大賞でもとり上げられていた本。ほんとに血の色の再現度がハンパないです(笑)。 イラストが不気味でいい感じ。ウエダハジメさんは「ファウスト」の表紙とかも描かれていた方のようで。…

『毎日かあさん(7)ぐるぐるマニ車編』

006 西原理恵子『毎日かあさん(7)ぐるぐるマニ車編』(毎日新聞社) 鴨ちゃんが遠くになりにけり(ちょっと寂しい)。バカだバカだとさんざ云われながらもちゃんと私立に合格する息子に、朝ご飯を上手に作ってくれる娘。いいなあ‥それに引き換え我が家は‥…

「相棒 劇場版 II」

前半の畳み掛けるようなテンポの良さがとくに素晴らしかったです。TVシリーズを見ていない私にも、キャラの立ち位置がちゃんと分かる親切設計。冒頭の派手な爆発事件の真相には「えー、そんなことかい」と、ちとがっかりしましたが。なるほど、(以下ネタば…

「武士の家計簿」

倹約のハウツーものかと思いきや、御算用者の家に生まれた父と息子の話だったのね。 ・人目をはばからず家財を売り払う一方、「銭を拾うは物乞いのすること」と息子を叱る主人公。なるほど、彼の武士としての挟持はそこにあるのかと。疑問を抱き、反発しなが…

『赤い月、廃駅の上に』

005 有栖川有栖『赤い月、廃駅の上に』(メディアファクトリー) 有栖川さんが怪談を?と最初は思いましたが、どれも著者の大好きな鉄道と結びついた話なので、なにやら書くのが楽しくて仕方ないといった空気がそこここから感じられて好もしかったです。すら…

「ゲゲゲの女房」

この映画の不幸は、NHKの朝ドラより後に公開になったことだと思いました。15分刻みで物語が進み、週の終わりにはなんとなく片がつく、そういうテンポに慣れてしまった目で見ると、登場人物も少ないし、セリフも説明も少ないし、なんか物足りなく感じてしまう…

『“文学少女”と恋する挿話集(4)』

004 野村美月『“文学少女”と恋する挿話集(4)』(ファミ通文庫) 登場人物の数だけ物語がある。ほんの端役、ちょっとしたエピソードを端緒に、作者の頭の中ではどんどん物語が育っていくのだなあ、脱帽。印象深かったのは、ホモサーモン(口絵に菜乃がいな…

「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」

淡々と、ドキュメンタリーのよう。原作に惚れ込んで、生前の鴨ちゃんにも実際に会ったという、そういう人が監督でよかったね、鴨ちゃん。 以下、感想を箇条書きで。 ・昔、サイバラ本の出版記念サイン会だかトークショーだか(鴨ちゃんも参加)のレポを読ん…

『巨大仏 !! 』

003 中野俊成『巨大仏 !! 』(河出書房新社) 神奈川県で生まれ育った私にとっては、鎌倉大仏も大船観音もとても身近で、よーく知っていて。あれらだって相当大きいんですよ、なのにそれを遥かに凌ぐ大きさの仏像が、狭い日本にこんなにあったのかー!と、口…

『Sの紋章』

002 ふじしろやまと『Sの紋章』(講談社) イギリスの湖水地方、いいなあ。行ってみたいなあ。憧れます。丸一日で読んだ(泥縄にもホドがある(笑))にもかかわらず、逮捕状(解答用紙)の設問を事前に見ていたせいか、推理の方向は見当をつけやすかったで…

『Sの紋章』

ふじしろやまと『Sの紋章』(講談社) うーむ、やっぱり難しい。解決編欲しさに一所懸命推理しましたが‥見事に撃沈。

『ゴーストハント(1)旧校舎怪談』

001 小野不由美『ゴーストハント(1)旧校舎怪談』(メディアファクトリー) 冒頭のたわいない怪談話からして、なんでこんなに怖いんだ〜〜っ(>本格ミステリっぽい)逆に浮いていたようにも感じたけど。ぞろぞろ出てくるキャラがすべて有機的に機能していた…

2010年 ドラマとかアニメとか

ドラマはほとんど見ないのですが、例外的に見たのが「新参者」。キャストが豪華でしたねー、みんな役にぴったりハマっていて。ストーリーもほぼ原作どおり。阿部寛の加賀さんは‥うーむあんまり好みではないかな。音楽はひと昔前のベタな感じなのに、カメラワ…

2010年 マイベスト(映画)

「午前十時の映画祭」で観た「エデンの東」が予想以上に良くて、よーし今年は名画も観るぞと思ったんだけど、なかなか時間が作れなくって‥。『コララインとボタンの魔女』の黒さはすっごい好み。『借りぐらしのアリエッティ』、これまたラストで思わず涙ぐむ…

2010年 マイベスト(本)

一番は、綾辻さんの『人形館の殺人〈新装改訂版〉』。いやほんと、もう何回読んだか分からなくなるぐらい再読してるんですけど、やっぱ大好きなんですこの作品。大阪のイベントでこの本にサインをいただいたことも、いい思い出(「人形館、大好きなんです!…

明けましておめでとうございます

いやはや、昨年はプライベートがばたばたと忙しく、本41冊、映画33本という、ていたらくでありました。でも、これは一生読み(or 観)続けたい!と思えるような良作に出会えた年でもありました。なので、わりと満足。 今年も、まあ無理だろうなとは思いつつ…