2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『桐島、部活やめるってよ』

037 朝井リョウ『桐島、部活やめるってよ』(集英社) 文章はけっして達者ではないが、とにかく瑞々しい。ひとつの出来事も、いろんな人物の視点から多角的に語られるのが面白い。男の子視点も女の子視点もとても自然に書かれている。なにより、桐島視点で語…

「インシテミル」

ソフトバンクのお父さんがとてもよかったです、まる(笑) あと、シャープな石原さとみは初めて見たので、なかなか新鮮だった。 あくまでも個人的感想だが、ホラーの人ではなく、ミステリに詳しい人に映画を作ってほしかったなあ、脚本も監督も。 (映画館に…

『三面記事小説』

036 角田光代『三面記事小説』(文藝春秋) 「実際にあった事件から発想を得て、短篇を書く」というコンセプトが気に入り、読んでみた。 家族や恋人への依存度がずいぶん高い人ばかり出てくるなあとは思ったけど、人のイヤな部分をていねいにていねいにえぐ…

「おまえうまそうだな」

原作の絵とずいぶん違うじゃん!なんでー。 草食恐竜と肉食恐竜、「可哀想だから助ける」ではすまされない、相容れない部分をきちんと描いているところに好感を持った。でも、このところの睡眠不足がたたって、途中うつらうつら(汗)。頭の中では、犬夜叉が…

『天使の眠り』

035 岸田るり子『天使の眠り』(徳間書店) 二時間サスペンスの筋書きのように、すらすら読めた。とあるキーワードが過去に関わってくるあたり「なるほど!」と。でも、真相を犯人の一人称で書かれると、驚きは半減してしまうなあ。

「BECK」

原作は未読。キャスティングはかなりいい線いってたみたいですね。俳優業引退かと話題になった(実際は続けるらしいですが)水嶋ヒロの演技を一度スクリーンで観てみるかー、と行ってきたんだけど、まあ彼もそれなりに良かったけど、むしろ佐藤健がよかった…

『七人の敵がいる』

034 加納朋子『七人の敵がいる』(集英社) 子どもが三人いる私は、今勘定してみたら、PTA活動には八年間(!)携わった(この先まだ増えるかも)。子供会の会長もやった。合間に自治会の班長もやった。うーむ、けっこう頑張ってんじゃん自分。というわけで…

『秘密(8)』

033 清水玲子『秘密(8)』(ジェッツコミックス) ええと、「みんな誰もが薪さんスキー」って話なのか?(笑) 新キャラの山本さんは、なじむまでもうしばらくかかりそう。