2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『鹿男あをによし』

004(小説) 万城目学『鹿男あをによし』(幻冬舎) キャラがブレなくて、読みやすかった。鹿がいい味出してるなあ。大盛り上がりのシーンなのにページはまだ半分も残っていて、この先どうなるのかと思ったら、そこに着地しますか。甘ずっぱ〜い。 ドラマの…

「陰日向に咲く」

あれ、桃缶って原作にあったっけ?と確認しようにも手元に本がないや。てっきり映画に合わせて文庫化すると思ったのに。 岡田くんじゃ立派すぎだし、塚本くんじゃカッコ良すぎ。でもフツーの人キャスティングしたら映画にならないから、しょうがないか。宮崎…

『スモールプラネット』

003(写真集) 本城直季『スモールプラネット』(リトルモア) 樹とか人とか車とか、ほんとに模型にしか見えないよ、不思議だなあ。我々の脳は、何をもって実写か作り物かを判断しているんだろう?

『怖い絵』

002(その他) 中野京子『怖い絵』(朝日新聞社) なかなか刺激的な一冊だった。歴史や神話に疎い自分は、なるほどそういう時代背景や物語があったのかと感心させらることが多かった。もっとも、著者のあまりに断定的な物言いに眉をひそめた部分もあったけど…

『ホームレス中学生』

001(エッセイ) 田村裕『ホームレス中学生』(ワニブックス) 家がない、食べ物がない、でもどんな過酷な状況にあっても他人を恨まない。そういう生き方が自然に出来るこの兄姉弟はすごいなあ。お母さんの愛情の賜物なんだろうなきっと。工藤さんの手紙には…

「魍魎の匣」

テンポが非常に良く、最後まで息をもつかせずのエンターテインメントに仕上がっていました。昭和二十年代を再現したオープンセットは圧巻。姑獲鳥の時は、坂といい医院といい、ハリボテ感が抜けなかったからなあ。美馬坂研究所もなにげに凄かった。テーマ曲…

今年も100冊目指して、ぼちぼち頑張ります。どうぞよろしく。ルールは特に設けません。読んで感想を書いたら、カウント。 年明け一冊目は、綾辻さんの『深泥丘奇談』を読みました。(まだ本になっていないので、雑誌を切り抜き束ねた状態で) 怪談とかホラー…