2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「始末人シリーズ(全五巻)」

073(漫画)明智抄「始末人シリーズ(全五巻)」(朝日ソノラマコミックス文庫)(『明朗健全始末人』『鳥類悲願始末人』『白花撩乱始末人』『暗中捜索始末人』『勧善掌悪始末人』) 耽美とお笑い、狂気と悲哀、すべてを網羅した怪作。小鳥さんが好きっ。

『百器徒然袋 風』

072(小説)京極夏彦『百器徒然袋 風』(講談社ノベルス) 私のイメージはこんな感じ>大きな箱に入れられ、どこかに運ばれて行く私(=読者)。ふたを閉められ真っ暗、外の話声はおぼろげながら聞こえて来るが、断片的でよく分からない。いったいどうなるこ…

『不思議じゃない国のアリス』

071(小説)沙藤一樹『不思議じゃない国のアリス』(講談社) 表題作と「銃器のアマリリ」が特に好き。前者はいきいきとした関西弁が、後者は圧倒的なバイオレンスの収束のさせ方が。

『gift』

070(小説)古川日出男『gift』(集英社) 掌篇集だが、まあなんて活字が大きい(笑)、でも不思議な元気をもらった。パワフルだけど粗野ではなくて、そしてポジティブ。一番好きだったのは「鳥男の恐怖」かな。 (文庫)

『スライハンド』

069(漫画)我孫子武丸×藤谷陽子『スライハンド』(ブレイドコミックス) うわあ、これは我孫子さんの小説でぜひぜひ読みたいっ。

『館島』

068(小説)東川篤哉『館島』(東京創元社) すごい館だなあ(笑)。スラップスティックに少々品がないけれど、あれっと思った箇所が伏線としてきちんと回収されているところはマル。 (文庫)

『古道具 中野商店』

067(小説)川上弘美『古道具 中野商店』(新潮社) 物の話かと思ったら、人の話ばっかりだった。私の頭の中では、ヒトミさんはモデルの はな のイメージ。 (文庫)

『クドリャフカの順番』

066(小説)米澤穂信『クドリャフカの順番』(角川書店) 楽しい!面白い!伏線いっぱい!動機も納得!これ以上何を望む?みんなも読んで〜。 (文庫) 再読時の感想→http://d.hatena.ne.jp/ayalist1/20080709/1215597582