033(小説)古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』(文藝春秋) この小説は「骨」だ。いくらでも話を膨らませられるだろうに、皮も肉もばっさり捨てて骨格だけ。その潔さがいいし、最低限の言葉だけで伝えられるのは、やはり才能なんだろうなあ。 (文庫)
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