2006-11-07から1日間の記事一覧

『三四郎はそれから門を出た』

059(エッセイ)三浦しをん『三四郎はそれから門を出た』(ポプラ社) 「エッセイがとても面白い」と常々評判を聞いていて、それプラス題名と装幀に惹かれて手に取った一冊。なるほど、何度も声に出してガハハと笑っちゃったよ。平等な視点と、物事に対する…

『背の眼』

058(小説)道尾秀介『背の眼』(幻冬舎) 著者と私、怖さのツボが似てるんじゃないかな、ホラーな部分の文章のリズムが絶妙で、とても楽しめた。読む前は地味に思えたタイトルが、今では怖いのなんのって。文章にただようそこはかとないユーモア、伏線を丁…