『剣と薔薇の夏』

042(小説) 戸松淳矩『剣と薔薇の夏』(東京創元社
ブラボー!読み終わるのに一ケ月もかかったが(<かかり過ぎ)、普段カタカナ名前も時代物も敬遠しがちの私がめっちゃ楽しめたんだからすごいよこれは。文章にぞっこん惚れたね。時代小説としてのあまりの面白さに連続殺人はかすみがち(笑)だが、どっこい終盤のある人物の手紙は一気読み、しびれた〜。事件と時代が密接に関わっているのもマル。
    (文庫)