「博士の愛した数式」

寺尾聰良かった! 新聞のインタビュー記事に「原作はあえて読まない主義」と書いてあったので、原作ファンの自分は正直あまり期待していなかったのだが、役にぴったりだった。上手かった〜。
映画は、教室の生徒の反応やお義姉さんの告白のあたりがちょっと芝居くさかったけど、あとはおおむね良かった。原作にないアレンジも、まあ許容範囲かな。桜や滝や、自然の風景がとても素敵。風がスクリーン越しに薫ってくるようだった。
吉岡秀隆のルートくんが、博士の前で平らな頭のてっぺんを差し出すシーンが、すごく好き。
ところで、薪能の場面で画面脇に映っていたのは小川洋子さん?似ていた気がするのだが。

(映画館にて鑑賞)