『樹霊』

029(小説)鳥飼否宇『樹霊』(東京創元社
ううむ、キャラが薄いなあ‥って、なんせここ二ケ月ずーっと京極堂シリーズに浸っていたので、あれと比べちゃどんな小説のキャラも薄く見えるわな(笑)。まあこれは、個人的に読んだ時期が悪かったということで。もっと前半で「樹の霊」を感じさせてくれたら、実際の解決との落差が際立って良かったのにな。アイヌならではのある「行動」になるほどと感心。最後の動機も想像の斜め上を行くもので、ちょっとびっくり。