『インシテミル』

064(小説) 米澤穂信インシテミル』(文藝春秋
寝不足やら暑さバテやら重なってた時期に読んだせいか、登場人物らの心理状態にすっかりシンクロしちゃって、「怖いよ勘弁してよここから出してー」状態に。数ページ読んでは本閉じてゼイゼイ‥って感じだったんだけど、非日常的な状況を茶化す×××××××が登場するあたりからはさくさく読めた。最後のオチと金銭的な部分がちょっと腑に落ちなかったけど、意外な展開には拍手喝采。そうそう、英題が分からないのよ(笑)、「工場を刺激せよ」?「淫してみる」の当て字?