「ぐるりのこと。」

なんかすごく良かったー(><。)。身近にいてくれる人を大切にしようと思いました。
以下は内容までふれています。
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・描写がリアル。特にテレビの製作現場のごちゃごちゃや、裁判の傍聴席や。いかにもこういう人いそう〜という感じ。配役うまいなあ。
・地なんだか演技なんだか分からないリリー・フランキー。でもこれは彼にしかできない役だろう。
・中華料理店での会食で、若い女の子とみるや節操なく声をかけるカナオ。でも甥っ子にたいする優しい態度を見て、「ああ、この人こんな感じでお父さんになるんだろうな」と微笑む翔子。このシーン好き。
・次第に病んでいく翔子は、いっつもグレーのパーカーと花柄の黒いスカートをはいていて、ああこういうとこもリアルだなあと。
・「ちゃんとしたいのに、ちゃんとできない」 翔子が泣くシーンでは一緒になって泣いていた。サイン会のシーンが白眉
・兄嫁、やたら現実的で無神経なほどに遠慮がなくて。初めてみた女優さんだったけど、なかなか。
・実は自分の不義が別居の原因だったと翔子の母が告白するところ。自分の几帳面さを重荷に思っていた翔子が、母の「そういうとこ、お父さんソックリ」という言葉で、自分のせいだけじゃないんだ〜と開放された、あのときの涙はそう解釈しました。
←ここまで。
(映画館にて鑑賞)