『バスジャック』

049 三崎亜記『バスジャック』(集英社
いい意味で裏切られた。この著者の作品は長篇より断然短篇が好きだな、私は(この本は短篇集です)。きらきらあり、しっとりあり、ドタバタあり、びっくりあり。不可思議な設定は非日常なのに、日常にしっかり根付いているところが面白いし、上手い。ひと月に一作のペースで書かれたというのも、すごいなあ。