刑事コロンボ「歌声の消えた海」

この回は見ごたえあり。船上という非日常的舞台で、鑑識はいない、クルーもいまひとつ捜査に協力的でないなどの悪条件の中、(以下、ネタばらします)羽一枚でぴたりと犯人の目星をつけるコロンボの冴えがカッコいいったら。犯人が、「手袋が一枚足りない」と聞いたにもかかわらず、手袋の枚数を船側がきちんと管理していることに気づかなかったのはおマヌケだが、もともと妻がゴルフ用の皮手袋を荷物に入れていれば、こういう展開にならなかったわけで、そのあたりもよく考えられていたと思う。(ここまで)
この回は「カミさん」でしたね。奥さんが出てきそうで結局出てこないとこや、コロンボが「ボート」と云ってはいちいち船員に訂正されるあたりも面白かった。