『この世でいちばん大事な「カネ」の話』

005 西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』(理論社
たまたま今日、朝日新聞の「売れてる本」というコラムに、この本の記事が出ていた。本が売れてるのはとっても嬉しいんだけど、

家族の絆の強さや仕事へのかかわり方などは、いまの若い人とはちがう。そういう意味ではファンタジーとして読まれている部分もあるかもしれません。

という編集者の言葉のその部分を引用するのはどうなのよ。サイバラさんは昔の人じゃない、この平成の世で今まさに、働きながら小学生の子ども二人を育ててる現役のお母ちゃんだよ。自らの体験をありのままさらけ出して書いている人に対して、「ファンタジー」たあ失礼な。ぷんぷん。
本自体は小中学生向き(なのかな?総ルビだし)に書かれているので、短い時間で読めたが、内容は実にしっかりはっきりしていて、濃い。自分の子どもたちにもぜひ読ませようと思いました。さあ、私もしっかり働かなくっちゃあ。