『てのひら怪談 己丑』

040 加門七海福澤徹三東雅夫 編『てのひら怪談 己丑』(ポプラ文庫)
編者の福澤さんは「もっと怖いものを」、解説の稲川淳二さんは「ラストにちょっと救いを」、それぞれ求めるところが違うことからも分かるように、千差万別のミニ怪談を楽しめる格好のアンソロジー。私のお気に入りは、「おそうめん」「風呂」「グレムリン」「七夕呪い合戦」「死霊の盆踊り」。