「コララインとボタンの魔女」

ブラボー!これはとっても私好みの映画だわー。
ナイトメア・ビフォー・クリスマス」のスタッフによる作品で、予告もなかなか魅力的だったので期待はしていたのだが、その上をゆく素晴らしい出来映えだった。冒頭からいきなり、人形の解体シーン(笑)。風呂場の虫、ボタンの目、太ったおばさまの(ほぼ)ヌード、などなど、毒はかなり強烈なんだけど、コララインの冒険譚というメイン部分がとてもしっかりできていたのが、良かった。「正しい両親を取り戻す(違うほうをやっつける、かな)」というところは「千と千尋の神隠し」に通じるようにも思えたのだが、千尋よりコララインのほうがずっと、ヒロインとして筋が通っててカッコいい。吹き替えの榮倉奈々も大健闘!
ところで、最近のストップモーションアニメは、CGアニメとあんまり区別がつかないのね。それだけ進化したということなんだろうけど、むしろ昔の、チープなカクカクした動きが懐かしい。3Dに至っては、別に無くてもいいじゃんと思ってしまった。字幕版もぜひ観たいので、DVDは買おうっと。
(映画館にて鑑賞 009)