「NINE」

“ダメなモテ男と、その周りにはべる女たち”という、私の最も苦手とするストーリー(笑)。でもダニエル・デイ・ルイスが、これ以上はないだろうというくらい、マエストロ役を軽快かつチャーミングに演じていて、圧巻だった。女優陣では、アホだけどエロかわいいペネロペ・クルス、知性を感じさせるマリオン・コティヤール、存在感のあったジュディ・デンチがよかった。ソフィア・ローレンニコール・キッドマンは、使い方がもったいなかったな。そして、セリフはほとんどないのに強烈な印象を残したファーギーが歌い上げる「BE ITALIAN」と、タンバリンと砂を用いた群舞シーン! これだけでも、映画館で観た価値あったかも。
(映画館にて鑑賞 013)