『ある日うっかりPTA』

杉江松恋『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA
自分もPTAの経験があるので、文中の「(PTAの常識 その○○)」にはいちいち「そう!あるある!」と大きくうなずきながら読んでいた。拘束時間多いし、一所懸命やればやるほど蟻地獄のように仕事が降ってくるし、でも得難い経験ができるのも事実なんだよね。
本書は三年間の回想録なのだが、思ったより淡々としていた。もっともルポなんだから、小説のように起承転結を求めてもいけませんわな。
「がんばらない、をがんばろう」「PTAは卒業すべきものだ」には目からウロコ、心に残った言葉だった。