「交渉人 真下正義」

「踊る」シリーズはドラマも映画も全部観ているが、正直、映画は納得いかない部分が多くて（特に2作目）。今回も、織田裕二も深津絵里も出てこないし、さほど期待はしていなかったんだけど‥
あらま、結構面白いじゃん（笑）。
前半、地下鉄のシーンは迫力満点（満点過ぎてJRの事故をつい連想してしまうが、時期的に悪かったというだけで、映画に罪はないからなあ）。犯人の組み立てたストーリーは大味な部分もあるんだけど、それでも最後まで一気に魅せられてしまった。犯人の正体はちょっと‥だけど。
それにしても、主役、地味（笑）。いやいいんですよ真下くんらしくって（＾＾）。「交渉人」じゃなくて「真下正義」って映画だからこれ。エンドロールは途中で立たないで最後まで観てね、ラストのワンカットは必見。拍手〜。
ところで、本編とは全然関係ないのだが、三谷幸喜ドラマの常連さんがたくさん出ていて面白かった。「源さん、こんなところでなにやってるの」「西園寺さん、お久しぶり」「八木田さんはここでもマザコンかい！」「カマキリ将軍、羽交い締め」（役名は「新選組！」「古畑任三郎」「HR」より）。西村マエストロにも、ニヤリ。極め付けは、エンディングテーマの「威風堂々」、「合い言葉は勇気」のテーマソングだよ！思わず役所広司を探しちゃいました＜彼はローレライに乗ってます（笑）。

（映画館にて鑑賞）
ちなみに↓のプレミアム・エディションには、ドラマとして放映された「逃亡者 木島丈一郎」（傑作）のDVDが付いている。