『明日の記憶』

029(小説)荻原浩明日の記憶』(光文社)
なんと人の好い小説なんだろう(褒めてます)。若年性アルツハイマーを扱った重い内容のはずなのに、主人公も作者も、歩こうが足踏みしようが顔だけは常に前を向いている、そんな印象。映画の方もお薦め。
   (文庫)