「時をかける少女」

コンセントピックスの「顔」という歌が昔あった(「君はとてもいいひとだけど、顔がキライ」ってやつ)が、まさにあの心境。ファンの方ゴメンなさい、最初に謝っておきます。
必死に「かける」主人公には思いっきり感情移入できたし(主役の声優さん良かった!)、予想した結末の一歩も二歩も先を行くストーリー展開には感心させられたし。テンポ良し、音楽も素晴らしい、原作へのオマージュ精神も嬉しい、背景も実に丁寧に描き込まれていて、いいとこだらけなんだけど‥だけど‥顔がキラい!(涙)
あのアニメ絵は、時間がなかったとか予算がなかったとかじゃなく、狙ってユルい絵にしたんだろうけど、どうにもこうにもハマれなくって。セリフと口が合ってないし、腕折り曲げると妙に短くなるし。背景を実写のごとくリアルに描いているから余計に、人物が浮き上がってバランス悪く感じたのかも。うー、悔しいよー、もったいないよー、絵が好みだったらもっともっと楽しめたのにー。
2006年を代表する良作には違いありませんので、未見の方はぜひご自分の目で確認してくだせー。

(映画館にて鑑賞)