「12人の優しい日本人」

脚本最高。たまーに「舞台だと映えるんだろうけど、映画だとちょっとワザとらしいかな」って動きもあったけど。
前半は十二人のキャラで見せ、後半は事件の真相(かもしれない部分)が次第に明らかになってきて目が離せない。ほぼ完全な密室劇を巧みに見せる監督の手腕もさすが。
有罪か無罪か、真実はどちらという単純な話ではないんだね。十二人それぞれの事情や思いが交錯して最終的な結論に行き着くまでの人間ドラマが面白かった。退場のシーンまでしっかり物語があるんだもんなあ、参りました。

(DVDにて鑑賞)