「十二人の怒れる男」

12人の優しい日本人」の元ネタ鑑賞。尺は96分と短めだが見ごたえあった。真実かどうかは分からない、でも証言に疑わしい部分があるのなら有罪にはできない、なるほど陪審員制度とはそういうものなんだね。十二人のキャラ配分も絶妙で、付和雷同する者あり、心の底に偏見を持つ者あり、さっさと終わらせて帰りたい者あり。これは海の向こうもこちらも同じなんだなあ。暑さと過熱する論議のせいで皆のシャツにだんだん汗の染みができてくるあたりの細かい描写もリアルだった。

(DVDにて鑑賞)