「バンテージ・ポイント」

予告編より面白い映画を久しぶりに観た気がしました(笑)。
人が死にすぎだし、細かいツッコミどころもあることはあるけど、23分間の出来事が繰り返し語られる話の構成も、どうやって撮ったんだという街中での凄まじいカーチェイスも、いやーほんとにすごかった。誇張でもなんでもなく、90分間スクリーンに釘付け。気になった方はぜひ劇場で観てほしいな、迫力あるから。
ウィリアム・ハート、かっこ良かったなあ。「蜘蛛女のキス」の名演を懐かしく思い出しました。
(映画館にて鑑賞)
以下、もう少し詳しい極私的感想を。
・爆破であれだけ周囲に怪我人や死人が出ているのに、主要人物はピンシャンしていてすぐ走れちゃう(笑)。
・その極地がデニス・クエイド。つぶれた車の中から出てくるときは、せめて服が裂けてるとか、かすり傷があるとか‥。
・テロリスト側にもうちょっとクセのある俳優さんが欲しかったかなあ。
・自分の視点で語られるストーリーと、他の人物の視点で語られるストーリーとで、クエイドの演技を微妙に変えたそうだ。同じシーンはいっぺんに撮ってたわけじゃなかったのね。
・「ワシ」って何?と思ったら、なーるほど。
・大統領とSPの友情がストーリーの中心にあって、観てる時は素直にいいと思ったんだけど、自分の側に戻すということは、友人の命をまた危険にさらすということで。いいのか大統領?(笑)
・シガーニー・ウィーバーは、後半もうちょっと活躍シーンがあるかと思ったら。
・タッチペンでちょんちょんと。進んだよなあ世の中は。
・「ボーン・アルティメイタム」「羅生門」「パルプ・フィクション」「ラストキング・オブ・スコットランド」あたりは、機会があったら観てみよう。