「K-20 怪人二十面相・伝」

痛快冒険活劇!面白かったー。
で、歯車の上でのチャンバラは?お姫様の横に犬がいない?‥え、「カリオストロ」の実写化じゃなかったのか(笑)。
(映画館にて鑑賞 今年は58本の映画感想を書きました。週1本ペース、自分としてはがむばった)
未見の方のために、以降はたたんでおきますね。
 
 
 
・「ルパンIII世カリオストロの城」が大〜好きな私としては、袖口から伸びるワイヤー、仮縫い中のウエディングドレスで逃走する花嫁、レーザーの保守装備、ヘリを使っての救出劇‥などなど、あまりに既視感のあるシーンが多くてびっくり(あ、町を直線に駆け抜ける練習シーンで出てくる階段や、國村隼の仕事場は、「千と千尋」っぽかったね)。宮崎駿からクレームついたら勝てないんじゃね?とは思ったけど、でもすっごく楽しかったことは確か。テンポがいいし、アクションもCGとの境目がほとんど分からないぐらいに上手く出来てたし。
・予告を見て、金城武がもっとコメディーっぽく演ってくれるかと期待したんだけど、それほどでもなかったなあ。彼は、見た目は二枚目だけど、なんかどっか抜けてる感じがよく似合うと思う(「死神の精度」はハマり役だった)。
松たか子は、こういう品のあるお嬢様役がハマるねえ(逆に、はすっぱな役だと育ちのよさがジャマする感じ)。欲を云うなら、十年前の彼女で観たかった。宮崎あおいぐらいの年齢の女優さんにこの役を‥と思ってしまうのもたぶん、クラリスがダブるからだろう。
・小林少年が美少年でなんか嬉しかった。
・やっぱ、帝都というと嶋田久作なの?(笑)
・背景のCGとセットはとても良かった。
・「平吉さん、笑って!」 そ、そんな状況でそれを云うか(笑)
・遠藤と明智が打ち解けて乾杯するシーンがあったんで、その後の展開に「おお!」となった。
・ゴムマスクを作ってるシーンが一箇所でもあれば、あの変装ももっとリアリティーが増したのに。