「ターミネーター3」

私の中ではこのシリーズ、「1」は傑作、「2」は大傑作という位置づけなので、「3」が公開されたときは気になりつつも、結局劇場に足を運ばずに終わってしまった。でも「4」の評判がなかなか良さげなので、じゃあ「3」も観ておこうかとDVDを借りてきた次第。(「1」「2」の続きとしてテレビシリーズがあるとか、「4」は「3」の続きじゃないとか、なんかいろいろ耳に入ってくるけど、まあいいや(笑))
「1」「2」へのオマージュが随所に見られ、カーアクションは前作以上(クレーン車、すごかったなあ)。ジョン・コナーは鼻の穴がでっかくなった(笑)けど、演技的にはまあまあ。シュワちゃんも年齢を感じさせず頑張っていた(前作から12年も経ったとは思えない)。
しかし。物語の根幹、「ターミネーターが女である」必然性が、ストーリー上全くないのが大きなマイナス点。ただ単に、前作と違ったことをやりたかったってだけ? 女優さんは頑張ってたけどね。
(ネタばらしなので以下背景同色で→)T-850を未来から送ったのがジョンではなくケイトで、それは未来のジョンがT-850に殺されたから(彼は、「2」で自分を守ってくれた旧型ターミネーターに心を許してしまった)だという点。ケイトの父が最期に云い残した場所が実は核シェルターで、そこから「審判の日」以降につながっていく点。この二点については、よく考えたよなあと感心した。(←ここまで)
(DVDにて鑑賞)