『眠れなくなる夢十夜』

037 「小説新潮」編集部編『眠れなくなる夢十夜』(新潮文庫
これ、雑誌掲載時に新聞広告で見て、面白そうな企画だなあ思ったのよね。文庫になったので、嬉々として購入。
「眠れなくなる」ほど怖い話はなかったなあ。いかにも夢らしく不条理で不連続な、北村薫さんの「指」、夢の話じゃないんだけど(笑)、この著者はこういう話も書くのかとちょっとびっくりした、あさのあつこさんの「厭だ厭だ」が特に心に残った。