『鼻』

049 曽根圭介『鼻』(角川ホラー文庫
巷で評判の高いホラー小説大賞(短編賞)受賞作を含む三篇から成る作品集。
おお、この不条理でシュールな笑いは筒井康隆さんに似ているかも。ホラーというほど怖くないけど、こういう奇妙な味はけっこう好きーと思いながら読み進んで最後の「鼻」へ。正直、大森望さんの解説を読むまで、全部は把握できませんでした(汗)。(ネタばらしなので背景色で)妄想の「私」パートより現実の「俺」パートのほうが、文章ブッ飛んでるんだもん