『夜の朝顔』

048 豊島ミホ『夜の朝顔』(集英社文庫
女の子って、めんどくさーい(笑、なので、物語後半の主人公の立ち位置はすごくよく分かる)。
記憶の奥底に沈んでしまった感情や情景を、色鮮やかに文章で再現する著者の才能はやっぱりすごい。タイムマシンで過去にさかのぼって、幼い自分を見ながら書いてるみたい。さすがだなあ。