『“文学少女”と神に臨む作家(上・下)』

061 野村美月“文学少女”と神に臨む作家(上・下)』(ファミ通文庫
「作家とは、一人で狭き門をくぐるような孤独な職業だと、わたしは考えます」
「読者は、作家を裏切るのよ」「裏切るのは読者だけじゃない。作家も読者を裏切る」
“作家魂”をまざまざと見せつけられた感じ(あと、編集者魂も)。上巻は、流人の暴走にはらはらさせられたが、下巻、シリーズ各巻の登場人物たちがきれいに収束し、ラストはもう、ばんざーーーい!!でした。