『夜にはずっと深い夜を』

069 鳥居みゆき『夜にはずっと深い夜を』(幻冬舎
題名に惹かれて手に取った一冊(著者のことは、名前ぐらいしか知らなかった)。本もなかなか凝った装幀なのだが、それを見るずっと前、題名を聞いた時点で「読みたいな」と思わされた、こういうカンはまず外れません。怖くもあり、思わず笑っちゃう部分もあり、人物が各短編をまたいでつながっている構成の妙まであって、こりゃいいわ。堪能しました。