「アバター」

人生初の“映画館で観る3D映像”は、「コララインとボタンの魔女」予告編(笑)。おお、奥行きが。字まで立体(奥にあったり手前にあったり)になるんだね。
でもってもちろん予告を観に行ったわけじゃなくて、本編は「アバター」。冒頭の、無重力状態で人間がふわふわ回ってるシーンでもう、ド肝を抜かれた(どうやって撮ったんだろうあれ)。全体的にはなんだか既視感のあるお話で(もののけ姫とかナウシカとか、清水玲子の「天使たちの進化論」「22XX」とか。ラピュタもあったなあ)、でも長尺をまったく飽きさせずに最後まで引っ張るスピード感は、さすがキャメロン。ただ惜しかったのは、「ここは俺たちの星だ!」「おー!」という場面。樹や動物を、自分たちと同じように敬い慈しむ部族の発想じゃないよね。さすがアメリカ人(笑)。
ところでこれから観に行かれる方(私が観たのはXpanDで、他の方式だと違うのかもしれないけど)、ぜひ映画の途中で敢えてメガネを外してみて。日なたと日陰ぐらい、明るさが違うから。翼竜みたいのに乗って空を飛ぶシーンなんて、鮮やかさがもう全然。できたら、3Dじゃない通常版を観て比較してから感想を書こうと思ったんだけど、上映時間が合わなくて、結局観に行けませんでした。
(映画館にて鑑賞 001)