『蝦蟇倉市事件(2)』

026 アンソロジー『蝦蟇倉市事件(2)』(東京創元社
初めて読む作家さんが多かった。
北山猛邦「さくら炎上」真相は想像通り、でもラストシーンはなかなか。
桜坂洋「毒入りローストビーフ事件」ううむ、これはどう楽しめば‥。
村崎友「密室の本」このトリックはどうもなあ。でも動機にびっくり、なるほど。
越谷オサム「観客席からの眺め」題名が平凡すぎ。いくら何でも分かるだろうとは思いつつ、端正な構成は好き。
秋月涼介「消えた左腕事件」伏線がちゃんとあればなあ。
米澤穂信「ナイフを失われた思い出の中に」さすが。でも『さよなら妖精』未読の人は楽しめたんだろうか、これ。