『“葵” ヒカルが地球にいたころ(1)』

026 野村美月『“葵” ヒカルが地球にいたころ……(1)』(ファミ通文庫
フツーに面白かったです。絵が美麗。たぶん続きも読むと思う。
女の子がわらわら沢山出てくる話ではあるけれど、物語の根幹は、少年のピュアな友情物語なのね。女を周りに侍らすプレイボーイは基本的に大っっ嫌い(笑)なんだけど、なぜかヒカルにはさほど抵抗を感じませんでした。「モテて当然」みたいな押し付けがましい男っぽさがないからかな。
あとがきに「『ヒカル』は、お別れの物語です」とあったのも、続きを読んでみようと思った理由のひとつ。ミステリ部分は、あんまどうでもいいやー。

それにしても、ネットを見て回ったら、帆夏=ななせって感想がやたら多いなあ(笑)。そんなに似てる? 私は帆夏のほうがよっぽどいいと思うけど。