「放送禁止3 ストーカー地獄編」

おお、三作見た中で一番上手くまとまっていたような。腑に落ちない点もあることはあったんですが。
(ストーリーばらします、ここから)被害者だと思ってた人が実は加害者、と云う反転がピタリ!と決まっていて、拍手。間に挟み込まれた専門家の話(本物)でちゃんとそのことが語られているのも、上手いぞ。
フリージャーナリストはAさんのだったのか、写真見て鳥肌。そしてこれはあとから関連サイト見て分かったのだが、「希美(のぞみ)が殺した → 新幹線が殺した」には、思わず「おお!」と。お姉ちゃんは弟の前で何度も云ってたんでしょうね、これを。
・最後、追いつめられた彼女が発した言葉は「私が殺した」だと思うんだけど、兄の仇を追いつめ決定的な証拠をビデオに収めたが、さすがにそれを放送するわけにはいかずお蔵入りになってしまった、ということでいいのかな? ところでこのビデオ、警察へ証拠として提出されたの? ならなんで、テレビ局の倉庫にあったの??
・他人の郵便受けを勝手に開けたり、ドアをガンガン叩いたり、あれだけハッキリとストーカー行為をしているのに、なぜつかまえようとしない?なぜ警察に通報しない? ジャーナリストは、マンション入り口であんなに至近距離で男と相対してるのに、顔見てなかったの? これらの疑問は「追いつめたかったのはストーカー男ではなく希美のほうだった」という真相が分かった時点で、ああなるほどと思ったのだが、その場合「ジャーナリストとストーカー男はグルでテレビクルーは本物」より「全部がグル」のほうが納得できるんだよなあ。でもそうすると、ビデオがテレビ局に残っていたことと矛盾してしまって、うーむむむ。
(ここまで)
(DVDにて鑑賞 017)