「白ゆき姫殺人事件」

井上真央が、ほんとうに地味〜なOLになり切っていたのが凄いと思った。ただキレイなだけかと思っていた菜々緒の後半の存在感にも少々驚き。城野美姫という人物が、様々な人の視点からきわめて無責任に語られていくという手法はとても面白いと思ったけど、真犯人が分かったときにちっとも驚けなかったのは減点。それは、犯人が事前に分かってしまったと云うことじゃなく、人物造型が行き当たりばったりでまずストーリーありきなので、真相が分かっても「ああ、そうだったのか!」と納得できないんだよね。バイオリニストのネーミングとかも、ちょっとサムいなあ。
(映画館で鑑賞)