『鬼談百景』

小野不由美『鬼談百景』(角川文庫)
不思議と出会って「怖い」という感情が起こる前に、とりあえず眠かったり、腹が立ったり、そうした描写がむしろリアルで心に残った。一読して付箋をつけたいくつかの掌編の名、一応書き留めておこう。「マリオネット」「非常階段」「追い越し」「トンネル」「廃病院」「覗き見」「たぶん五匹」「レインコート」「注意報」「顔」「雨女」「壁下地」「満ちる」
映像版もぜひ観てみたい。