2005-10-03から1日間の記事一覧

『ラインの虜囚』

076(小説)田中芳樹『ラインの虜囚』(講談社ミステリーランド) これは楽しい冒険譚!でもどこがミステリ?と思いきや、最終章で意外な真相が。おお、なるほど〜。子どもの頃『鉄仮面』も『巌窟王(=モンテ・クリスト伯)』もわくわく読んだことを思い出…

『神様ゲーム』

075(小説)麻耶雄嵩『神様ゲーム』(講談社ミステリーランド) 麻耶さんがこんなに“書ける”方だったとは、正直びっくり。今まで読んだミステリーランド(小野・殊能・太田・竹本・西澤・倉知・麻耶)の中で、描かれている少年の心理や言動が現実の彼らと最…

『かたみ歌』

074(小説)朱川湊人『かたみ歌』(新潮社) 「ま、いつものノスタルジックなホラーファンタジー路線なんだろうな」「最近鬼のように各小説誌に書いていらっしゃるから、そう毎回毎回ハイレベルを期待したら悪いよな」と、軽〜い気持ちで読み始めたら、とん…